ヒットマン事件○1話 

昔爆笑した日記があったので転記
(長いので小説とか苦手な人はスルーして下さい)

【原文】 侍魂
【URL】 http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/tamasiitop/tamasiitop.htm


原文の方が表現の仕方が巧みで面白いです。

ヒットマン事件簿へようこそ
ヒットマン事件○1話 





ことのあらまし




今この二日間で巻き込まれた事件を日記に書いていたんですが
なにせややこしすぎてうまくまとまりません

しかも今日無事問題は解決したので今から嬉しくて嬉しくて飲みに行くので帰ってきたら書き終わっていないのに日付が変わってしまいます


そんなわけでこのところ何があったのか知りたい方が沢山いるようなので
ちょっとあらましだけ今日の日記として紹介します


僕が巻き込まれたトラブルは簡単に説明すると







家の近くの公衆電話でいきなり鉄パイプ持った知らない人から

「今から殺しに行く」って言われました(泣)

いきなりの正体不明のヒットマンの登場です

なんとか興奮する謎の男から事情を聞き出すと

どうやら男の彼女に最近付きまとっているストーカーを俺だと確信して
彼はすぐさま俺の息の根を止めに来たってことです







無駄に行動派です
このキチガイ



俺は絶対にストーカーなんてしません
たぶんそういう事する人は、侍魂なんて名前のサイト作らない・・・



でもなんとかその場は乗り切ったんです



そんなわけでこの二日間ずっと謎の男に脅迫されてました


いやー笑えないんだけど この男さ頭弱すぎて笑えるんだな
おもわずネタにしてしまうくらいです

いやーありがたい ありがたいですが


神様こんなネタまみれの人生もうイヤです(泣)










あと脅されてるときにテレビで優香と飯島直子をみて





始めて癒し系の意味を理解した





追記
ちょっと殺されそうになってましたので(笑えない本当に)メールの返事BBSでの返事など遅れております、もうしわけございません
もう一度いいますがこの事件もう解決しました 良かった 良かった



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2/22

脅迫電話
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深夜の12時5分突然僕の電話がなりました、相手先は、公衆電話

いぶかしく思いましたが出た事が今回の事件の始まりでした

「もしもし 誰だ?」

「誰だじゃねぇんだよ テメーぶっ殺す」

「?」

「今お前の家の前まで来てるから ぶっ殺すから家出ろ」

「????」

「いいからぶっ殺すって言ってんだよ」

「ちょっとまってくれ(滝汗+全身の血の気が引いていく)」


できるだけ人と角の立たないように気を使ってきた22年間
ぶっ殺されるような心当たりがありません

「すいません かける所間違えてませんか?」

「間違えてねつーんだよ あぁ ぶっ殺すぞ お前健って奴だろ
もうお前の家の前まできてんだよ」

「ちょっと待ってくれ なんで俺が殺されなくちゃならないのですか?」
とりあえず下手に出るが、なんで俺が丁寧語使わないといかんのだクソ

「テメー俺の彼女●美の元彼だろうがぁ 最近●美に付きまとってる
ストーカーはテメーだろ、分かったんだよこっちはよ」

「違います 違います 違います 僕じゃありません」
必死の否定です

俺の友達全員に聞いてもらってかまわない
健は露出狂にはなるかもしれんが絶対にストーカーにはならない
みんな声を揃えて言ってくれるだろう


「一体何故僕が疑われているのでしょうか?」

「●美がこの前ストーカー野郎の電話に出たら声がお前だって言ったんだ」





今俺はつき合ってた女にすら疑われてんのか

痛 痛 痛


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●美さんへ
つき合ってるときに俺がストーカーするような奴じゃない事ぐらい分からなかったのでしょうか?そんな基本的な部分で分かり合えていなかったら



そりゃ俺ふられる訳ですね(泣)
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僕の名誉のために言っておきますが僕とつき合っていた二年前では、●美は超が付くほど清楚系でした。どのくらいかと言うと俺の前で恥ずかしくて わき毛 って言えなかったぐらいです
*言わせようとした俺が変とかいうな

そんな女の子がこんなチンピラ野郎とつき合うって事はこの二年間に一体何があったのか非常に気になるんだが、ひとまず今はこの頭の弱いヒットマンを何とかしないとなりません


「ちょっとまってくれ、●美はそのストーカー被害で精神的にまいってて聞き違えたって事もあるかも知れないじゃないですか?」

「それは無い(自信満々)それにな俺はな
独自にお前が犯人だって証拠にぎってんだ ぶっ殺すぞ」

「一体なんでしょうか それは?」

「お前つき合ってた時、非通知設定で●美に電話かけた事あっただろ」


あぁそういえばあったかも
私は誰でしょうみたいなノリで彼女をからかった事が一度か二度はあったかもしれない



「今のストーカーも非通知でかけてくんだ、てことはお前だろ」

うわぁああああ
ど どうしようこいつ頭弱すぎるぞ

ここまで頭の弱い脅迫者には会ったこと無いぞ
初体験だ どうする俺

「あのう申し訳ありませんが
ストーカーは普通、誰でも非通知でかけてくると思うのですが・・・」

「あぁ関係ねぇーよ お前だろ もうわかってんだよ もう諦めろよお前の家の近くにいるんだってお前の家も名前もばれてんだから 今からぶっ殺しに行くから鉄パイプもって」



お願いだからそのまま配管工事にでも行ってもらいたいです




色々説明しました、もう二年も前の事なので彼女の名前すら最近では思い出してなかったし別れた時にすぐに電話番号を削除しているので間違いでもかかることはあり得ない

「関係ねぇーよ ばれてんだって言ってるだろ ブッコロスぞ」

説明を聞いて分かってくれるような人はいきなり人を殺しには来ませんよね、俺も必死で説明しますが殺すの一点張りです

「じゃーお前じゃないって証明したければ俺が●美といるときにお前に電話かけるから出ろ
んで声を聞いてもらえばいいじゃねぇーか」


おぉ始めてのまともっぽい意見だ、たしかにその方法もあるのだがこのカップルは俺を殺すほど犯人だと確信してる訳だからそんな俺の声をしっかり比較できる確証がないうえにもし「やっぱり健だった」なんて言われて見ろ

この馬鹿、カタパルトで勢いつけて飛び出して来るぞ

「それに応じることはできないですよ 以下説明」

「応じることが出来ないならやっぱりお前が犯人だ ぶっ殺す」

「・・・」

あぁ 馬鹿の相手は疲れるよママン


その後も堂々めぐりが続きますが

簡単に疑いを晴らす解決方法があることに僕は気がつきました、NTTドコモに問い合わせて俺の発着信履歴を問い合わせて送ってもらう事です

証拠として機能するようなものはこれしかありません
絶対に信用してもらえる最高で最後の手段です

非通知だから固定からでもかけられるので家の電話と俺の携帯両方を問い合わせるのはめんどくさいのですが命には代えられません

「なぁドコモに問い合わせよう、あなたが僕の資料を手に入れる事に僕は全面的に協力する、なんなら僕が資料を取り寄せてあんたの家に郵送しても良い、その通知こそが確たる証拠になるはずだよ」

これでばっちり疑いが晴れるはず殺されなくてすみそうだ
最初からこれを試せばよいのだ

だが彼の答えに俺は驚愕した




「それはめんどくさいから駄目だ」




「・・・」



俺の命をめんどくさいの一言でかたずけないでください(泣)



「そんなめんどくさい事しなくても俺には独自に確かめる良い方法がある、これでお前が犯人かハッキリする」

彼の独自の手段ってイヤな予感がビンビンします・・・

わけのわからん方法で決めつけられたらたまりませんので確認しました
「一体 その方法ってなんでしょうか?」



「今犯人であるお前に警告したわけだから明日から●美への電話がぱったりやんだら
ビビってやめたって事でお前が犯人だ」

「・・・」



間違いないコイツ小学校中退です



これには俺もあきれ果て反論させてもらいました

「あなたね ここまで人を脅迫しておいてもしもこの後イタズラ電話が止まなかったらどうするつもりですか?」



「あぁ それはテメーが、懲りない奴って事でぶっ殺す」



どっちにしろぶっ殺されんのかい俺


どうやらすでにバットエンディング確定です


この後も俺はとにかく俺は犯人じゃないから勘弁してくれ
確かめる手段はdocomoの発着信履歴を手に入れるからそれで確かめてくれとしか言えず、彼はお前が犯人だからそんな事は必要ないぶっ殺すから出てこいの一点張り


もう最初から犯人は俺 という事が考えの立脚点である彼はなにを言っても聞き入れてくれません


「あなたが誰なのか分からないですが、夜中にお前を殺しに行く という脅迫をしておいて、もし別に真犯人が見つかったらあなたはどう責任をとってくれるんでしょうか?」


彼は即答でした






「そんなん真犯人が謝るに決まってんだろうが!!」



お お前は謝らんのかい


第一俺と真犯人関わりゼロなんですが


この時馬鹿には勝てないと諦めはいってたんですが、彼のあまりにも自分のおこなっている事の重大さの分かってなさ具合がちょっとツボにきちゃいまして携帯を遠ざけて必死に笑いこらえてました





そして殺しにくるって言うキチガイをなだめながら一時間半経過


僕すでに10年分の ぶっ殺す を聞かされました


もうお腹一杯です



こちらも疲労困憊でしたが、彼もキツイらしいです

「こっちは寒いんだよ 馬鹿野郎ぶっ殺すぞ」


そんな事俺に伝えてどうしろとと思いましたがピンときました

たぶん彼は公衆電話でかけているために寒さでオシッコがしたくなったんだと思います


なんか急に声も落ち着かなくなりましたし

俺を殺しに来る事よりも、なにか会話を早く終わらせたい空気が敏感に感じられます

そして突然

「とにかく 俺はお前が犯人だと分かってるから、後でマジ殺しに行くからな」

ガチャン・・・
ツーツーツー




彼は人を殺す覚悟をしてきても
公衆電話の中で放尿をする覚悟は無かったようですね


けっ 半端者が





とりあえず 突然の脅迫電話は一回目これで終わったんですが

疲れましたよ 滅茶苦茶


朝から仕事、残業で十時間ちかく働いて、夜に明日も早いからそろそろ寝ようかなと思ってる時に

自分を殺しに来る、話の通じないヒットマンを説得する作業を想像してみてください



素で泣けるでしょ


こちらの身辺は半ば調査されていて敵の正体はさっぱり分からない、ハッキリいって家がばれてて殺されるっていう脅迫はかなりプレッシャーです

しかもすべて相手の勘違いですよ




とりあえず情報が足り無すぎて手の打ちようがないので元彼女と仲の良かったAちゃんとコンタクトを取りたいのですが電話番号が分かりませんし、Aちゃんに俺が疑われている事も考えられます

そこで女友達に頼んで俺に電話をかけてくれるように頼みました

数分後再度電話がなりました、女友達からでした

「なんかねぇ Aちゃん今寝ぼけてるから明日かけますって言ってたよ」

Aちゃぁぁぁあああああん
僕、今すぐ殺すって奴に追われてるんですが・・・

眠くても、もうすこし頑張ってくれると健ちゃん凄い嬉しかったなぁ・・・(泣)





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これはハッタリだ 馬鹿の相手なんぞしてられないよと思っているのですが、相手の情報が何もない以上つい最悪のシナリオを考えてしまいます

かなり心乱されました、落ち着かないし目はさえて眠れないし結局日本酒を煽って無理矢理寝ました、睡眠時間1時間半で仕事へ・・・


あぁー ムカツク なんでキチガイの勘違いで俺がこんなに不安にならなきゃゃいかんのだ


みなさんに正直に言いますが、ホント怖かったです

なんとかして仕返ししてやりたいと思っていますし、身の安全をまず保障したいです


もう僕は子供ではありません一人前の成人としてなにより侍として恥ずかしくないまっとうな対抗策を取らせて頂きます

そうです やっちゃってください

警察様出番でございます


とりあえずこのキチガイ野郎に
法治国家である日本で、殺しに行くと相手を脅迫することがどれほどのリスクのある言葉であるか分かってもらうことにします

もちろん全て警察だよりではいけませんセルフディフェンスが前提ですから、自分の考え得る限りの事はすぐに実行して身を守ります


とりあえず

お腹にジャンプを入れておくのは基本です


後半反撃編に続く



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